フコイダンにはどんなメリットがあるのか

食物繊維などを豊富に含んでいる海藻類が非常に健康に良いということは、しばしば言われていますが、フコイダンはコンブやワカメ、モズクなどの褐藻類のヌルヌルした部分に含まれる多糖類で、水溶性の食物繊維の一種でもあります。これは、免疫力を高めたりコレステロールを低減したり、アレルギーを緩和するなど、健康に良いさまざまな働きを行っています。そして、その効果の中には動物や人間を対象とした実験で確かめられたものもあり、最近ではこれを利用するとどんなメリットがあるかということで、注目を集めるようになってきています。ここでは、このような成分の特徴について紹介すると同時に、これを利用することで、どのような利点が生じるかということについても、書いていくつもりです。

免疫機能を向上させる働きを持っています。

フコイダンの持つ重要な働きとして、免疫力を高めるということが挙げられます。免疫力と言えば、最近、注目されるようになったがんの治療法に免疫細胞療法というものがありますが、ここで使われるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、ウィルスや病原菌などが体内に侵入したとき、真っ先に攻撃するような強力な免疫細胞です。そして、フコイダンには、この細胞を活性化するという重要な働きがあると言われています。また、これは水溶性の食物繊維でもあるので、免疫細胞が多く存在するとされる大腸で、善玉菌を増やして腸内環境を整えるという役割も果たし、その意味でも免疫細胞にとって有益な成分と言うことができるでしょう。なお、NK細胞を使ったがん治療は副作用が少なく、末期がんの場合にも利用されていて、人気が出てきている治療法なので、NK細胞の力をサポートするこの成分は、その点でも注目されています。

ピロリ菌を除去する効果もあります。

フコイダンの持つ、この他のメリットとしては、ピロリ菌を除去する作用が挙げられます。ピロリ菌は胃潰瘍などの病気の原因となるもので、健康のために除去するように勧められることが多いのですが、この成分では、含まれている硫酸基によってピロリ菌を吸いつけて、これを腸の方へ押し流すという働きを期待することができます。この他の効果としては、花粉症などのアレルギーを改善したり、抗酸化作用によって老化を防いだり、肥満にならないような体質することなどが挙げられます。そして、この成分は熱に強いという利点も持っているので、味噌汁に入れたり天ぷらにしたりしても、効果が軽減しないというメリットがあります。そのため、これは健康に良い作用を重視する場合でも、いろいろな料理で利用することができます。